朝(あした)には

雑感とか旅行とか。

神保町ブックフェスティバル/「アンダーグラウンド 4K デジタルリマスター版」

 私的なブログ(ブログなんてみんな私的なのだけど)にも書きましたが、神保町ブックフェスティバル(2日目・10/29)と映画「アンダーグラウンド 4K デジタルリマスター版」鑑賞(10/31)に行きました。

 

 軍事資金が薄めだったので厳選して三冊です。

 kindleを導入してから、紙の価値が相対的に下がっているのもあります。イベントをこころから楽しめず残念……。

 とはいえ、神保町ブックフェスティバルは「品薄」「長く倉庫にある」などの複合的理由によって「ニッチな濃ゆい本」が集まっている気がします。出涸らしというか、石焼ビビンバのおこげというか……。

『慰霊と顕彰の間』が一番の大穴。パラパラとめくったらとても面白そうでした。他のシリーズも欲しいです。

 

 

 

「アンダーグラウンド」は所々泣いてしまったんだけど(爆撃下でのワルツ、地下での結婚式を憧れて仰ぎ見るナタリアの表情、ドナウ川の果てへと消えていく幻想的な若き新郎新婦たち、あとやはり最後の2度目の結婚式、すべての祝福のシーン……)、泣いたのは感動というよりも何度も視聴していて「泣くポイント」を知っているから、だったかもしれない。もちろん感動しているから何度も観ているのだけど。どっちが鶏でどっちが卵なんだ。

 この映画は結婚式でのナタリアとマルコの喧嘩あたり(つまり中盤)からすこしダレはじめる気がします。その点「アンダーグラウンド 完全版」はうまく物語が均されていて違和感がない。完全版の再上映も期待したい。完全版は本当に良い。