観た読んだ-本
このシリーズはほんとうに良い。発行した藤原書店を褒め称えたい気持ちになる。 全五巻構成。森崎和江のさまざまな場所で書いた短~中編ほどのエッセイが収録されている。 1巻は主に、森崎の幼き頃の植民地朝鮮の時代の記憶や、森崎の思想の基盤となった部…
※別ブログに私が書いたものを転載 ◎サイバーパンクに描かれた無数のLANケーブルたちの結末 先日漫画『攻殻機動隊』をkindleで読んでいて気づいたのだけど、あの世界は乱雑としたLANケーブルがカッコイイ世界だった。というか、それが当時の「近未来」でサイ…
※別ブログに私が書いたものを転載 『本の雑誌2022年11月号』を読了しました。神保町ブックフェスティバルに行く機運を高めるため……。というか神保町ブックフェスティバルに行く途中で読んだ。 タイトル:『本の雑誌2022年11月号』 著者:- 出版社:本の雑誌…
『別冊太陽 画家と戦争 日本美術史の空白』を読了しました。絵も多いので「見終わった」ともいえる……。 別冊太陽220 画家と戦争 (別冊太陽 日本のこころ 220) 発売日: 2014/07/28 メディア: ムック 戦争という一大目的のために国家も国民も軍も企業もすべて…
リチャード・フラナガン『奥のほそ道』。 日本軍がタイ-ビルマ間に建設していた泰緬鉄道を舞台にした海外文学。泰緬鉄道を舞台に、とは言うけど冒頭では主人公はもう老人だ。で、小説のはじめは現在を記述するんだけど、だんだんと過去と現在を反復して過去…